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地域の安全を守る仕事、というと警察官をイメージしてしまうかもしれませんが、消防士という職業も地域の人々を火災から守っているとても大切な仕事と言えます。ここでご紹介する大坪義明は地域の消防士として活躍する人物で、これまであらゆる火災で身を削ってきました。

■彼自身も火災の被害者

大坪義明は小学6年生の時に火事で家を失っています。幸い、彼は学校に行っている時間でしたし両親も仕事で家を留守にしていたため命こそ助かったものの、家財道具はもちろん住宅も全焼してしまったという苦い経験があるのです。
大坪義明が消防士という職業を目指したのも恐らくこうした経緯があったからではないでしょうか。しかも、彼の自宅が火事になったのは放火が原因と言われていますし、その犯人は未だに捕まっていません。
彼は火災はもちろん、放火を行う犯罪者に対しても強い怒りを持っています。また、彼は住む場所を失ってからというもの沢山の辛い経験をしてきました。だからこそ火災による被害者を少しでも減らしたいと考えているのでしょう。

■消防士というお仕事

大坪義明は地域の消防士として有名な存在です。彼はこれまで火災現場において沢山の命を救ってきましたし、休日にも精力的な活動を行っているため地域でも有名なのです。保育園や小学校での避難訓練でも面白い話で子供たちを惹きつけていますし、彼のことを心から信頼している人は街に沢山います。
彼ら消防士は自衛官と同じように日々身体を鍛えることも仕事の一つと言っています。事実、彼も出動要請がないときは常に身体を鍛えているというようなことを言っていました。火災現場で人々を救出するには常人とは異なる強靭な肉体と精神力が必要ということなのでしょう。彼はプライベートでもジムに通って鍛えているみたいですね。

■有名なエピソード

彼の正義感を顕著に示すエピソードとして3年前の駅前マンションの火事が挙げられます。あの時駅前のマンションにはまだ逃げ遅れた人がいたのですが、既に火の手が回ってしまい救出活動は困難を極めていました。
誰もがもうダメかと思っていたのですが、彼だけは諦めず一人でそのマンションに突入し残っていた人を助けたのです。もちろん、勝手な行動を取ったため上層部からはお叱りを受けたと言っていましたが、誰が彼のような行動を取れるというのでしょうか。そんな彼をこの街の人はみんな信頼していますし心の底から尊敬しているのです。

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